Sports Coaching Competency Test(SCCOT)
スポーツ指導者コンピテンシーテスト:コーチング行動・判断力を可視化する
Sports Coaching Competency Test(SCCOT)・・・
日本のスポーツ界が目指している注1)「プレーヤー中心の考えに基づいたコーチングを行うための行動・判断力」を可視化するテスト」です。
運動部活動の顧問やコーチとして、「生徒やプレーヤー自身が主体的にスポーツ活動できるコーチングを行えているか」を自己点検(現状把握)できます。
具体的には、顧問教員やコーチが生徒やプレーヤーに、以下の4つの力(4C’s:フォー・シーズ)注2を身につけさせるコーチング態度や判断力等を有しているかを自己点検(現状把握)できます。
- 「人間性(Character)」: 信頼される力
- 「関係性(Connection)」:プレーヤ同士や指導者等との友好的・円滑な人間関係を構築する力
- 「有能さ (Competence)」:スポーツパフォーマンスの改善に大きく関わる課題解決をする力
- 「自信(Confidence)」:自己を肯定する力
この4C’sを高めるコーチングが行えると、スポーツパフォーマンスが高まるだけでなく、生徒やプレーヤーの社会・心理的な幸福感は高まり、スポーツの価値を実感した愛好者が増え、スポーツの普及に繋がるものと考えられます。
注)詳しくは公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)のHPの「スポーツを愛するすべての人へ<日本スポーツ協会会長メッセージ>の発信(2018)」や「公認スポーツ指導者制度の改定について」をご参照下さい。
【テストの問題例】
<Web版SCCOT(PC用)の問題と回答フォームの例>
<スマホ版SCCOTの問題と回答フォームの例>
【結果のフィードバックシートの例】
Sports Coaching Competency Test(SCCOT)開発の背景・・・
海外をはじめ日本でも、体育・スポーツに関連する教育機関や指導者養成団体では、多様で複雑なコーチング活動の中で状況に対応しながら、適切な行動・判断を行える資質・能力の育成に力を注いでいます。一方で、コーチングの資質・能力の変化を把握することや、育成プログラムの改善に役立つ情報を得るための測定・評価方法については、十分に整備されていないため、本テストを開発しました(下図参照)。
Sports Coaching Competency Test(SCCOT)の開発者・・・
本テストは、国立大学法人鹿屋体育大学が平成28年度から令和元年度に受託した「大学教育再生加速プログラム『高大接続改革推進事業』」注1)のテーマⅤ「卒業時における質保証の取組の強化」の取組注2)の一貫として作成されたものです。
なお、本テストの開発では、株式会社リアセックの協力を得た。
本テストの著作は、国立大学法人鹿屋体育大学が所有しております。無断で再利用することは法律で禁じられています。
本テストの実施等に関するお問い合わせは・・・
鹿屋体育大学教育企画・評価室(E-mail : kyoumu-ap@nifs-k.ac.jp)までご連絡下さい。
- 大学教育再生加速プログラム(AP)の概要 https://www.jsps.go.jp/j-ap/index.html
- 鹿屋体育大学のAP取組状況(テーマⅤを参照) https://www.jsps.go.jp/j-ap/followup_kekka_r1.html
Web版SCCOTの受験手続き・・・
登録から回答、集計データ取得までは以下の手順です。
- SCCOTサイトにアクセス
https://sccot.jp/ - 研究協力者登録フォームからユーザー申し込み
https://sccot.jp/?page_id=150 - 運営事務局にて申し込みを確認
http://webmail.sccot.jp/?_task=mail&_mbox=INBOX - 事務局にて本人確認など行い、ユーザーに回答許可のメールを返信
その時に以下の回答ページURLとパスワードログインを送信
https://sccot.jp/?page_id=60 - 登録者は上記ページにアクセスし、パスワードでログインしてSCCOTに回答
PC用フォームまたはスマホ・タブレット用フォーム - 結果は各ユーザーにメールでフィードバック
お気軽にお問い合わせください。0994-46-5082受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]
お問い合わせ 鹿屋体育大学教育企画・評価室